プロ野球などで投手として活躍した元野球選手・伊良部秀輝さん（４２）が２７日、アメリカ・ロサンゼルス近郊にある自宅で死亡しているのが見つかった。自殺とみられている。遺体を発見した友人は「遺書は何もなかったということなので、本当に突発的にしてしまったのでは」などと話した。

　伊良部さんは、プロ野球の「ロッテオリオンズ」やメジャーリーグ「ニューヨーク・ヤンキース」などでプレー。最近はアメリカで生活し、「ずっと野球を続けていきたい」と話していた。

　遺体を発見し、ロサンゼルスの草野球のチームメートで最も親しかったという友人・吉野光昭さんは「遺書は何もなかったということなので、本当に突発的にしてしまったのでは」「この約２か月、あんまり元気はなかった気がします。野球で何とか（東日本大震災で被災した）東北の人を元気にできないかということで、伊良部に『やりたいんだけど』って言ったら『わかった』と。『全力で被災者のためにやるよ』っていうのはよく言っていた」と話した。