×

米通商元代表「日本は年内に最終結論を」

2011年10月27日 11:29
米通商元代表「日本は年内に最終結論を」

 参加の是非をめぐり国内でも意見が分かれているTPP(=環太平洋経済連携協定)の問題について、長年、日米貿易交渉に携わってきたアメリカ通商代表部のクレイトン・ヤイター元代表が26日、NNNのインタビューに応じ、「日本は年内に最終結論を出す必要がある」と述べた。

 ヤイター氏は「列車は動き始めている。日本は遅くとも今年中に最終決断をしなければならないだろう。できればAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の時までだが」と語った。

 また、「日本人の農業改革に対するおそれは非常に大げさだ」と述べた上で、日本がTPPに参加することは「中国など他のアジアの国との競争で有利になることは明らかだ」と強調した。