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露下院選の投票開始 最大与党への評価焦点

2011年12月4日 20:05

 来年3月に行われるロシア大統領選挙の前哨戦として注目される下院議員選挙が4日、始まった。

 今回の選挙では、来年3月の大統領選挙で、プーチン首相の大統領職への返り咲きと、メドベージェフ大統領の首相就任という方針を打ち出した最大与党「統一ロシア」に対し、国民がどのような評価を下すのか注目されている。

 統一ロシアは、前回の選挙で全450議席の7割にあたる315議席を獲得した。しかし今回は、資源輸出に頼ってきた経済に陰りが見え始めている他、長期政権への批判も強く、大幅に議席を減らす見通し。事前の世論調査では、憲法を単独で改正できる300議席を大きく割り込み、過半数をやや上回る程度にとどまる可能性が高いという。

 大勢の判明は日本時間5日昼前になるものとみられる。