3月のロシア大統領選挙でプーチン大統領に対抗しウクライナ侵攻反対を掲げて立候補を目指す候補が正式立候補に必要な署名集めで善戦し、注目を集めています。

ナジェージュジン氏
「こんにちは」

ウクライナ侵攻に反対を掲げて立候補を届け出ているのは、中道右派の野党「市民イニシアチブ」のナジェージュジン氏です。

大統領選に正式に立候補するためには40の地域から幅広く10万人の署名を集めることが必要となりますが、ナジェージュジン氏の陣営は23日、署名の数としては10万を超えたと発表しました。

ただ、署名を集めた地域に偏りがあるためまだ立候補の要件には達していないとしてさらなる上積みを目指しています。

署名に来た市民
「私の娘の家族がキーウに住んでいます。だから本当に早くこの事態（侵攻）が終わってほしいと思っています」

ナジェージュジン氏
「このような状況で他の候補者を登録し、私を登録しないことがあるのか。署名の列を見たとき、誰もがこう思っただろう」

ロシア大統領選挙はプーチン大統領の再選が確実視されていますがナジェージュジン氏が立候補できた場合、“反戦”を求める声の受け皿になる可能性があります。