トランプ氏とハリス氏の警護 現職大統領並みに強化へ
アメリカのトランプ前大統領に対する暗殺未遂事件が相次いだことを受け、議会下院はトランプ氏とハリス副大統領の警護を現職大統領並みに強化する法案を可決しました。
トランプ前大統領に対する2度の暗殺未遂事件を受け、アメリカの議会下院は20日、トランプ氏とハリス副大統領の警護を、現職の大統領並みに強化する法案を全会一致で可決しました。今後、上院で可決されバイデン大統領が署名すれば成立します。
一方、シークレットサービスは、7月にトランプ氏が銃撃された暗殺未遂事件をめぐり、警護態勢を検証した結果の概要を発表しました。
シークレットサービス・ロウ長官代行「シークレットサービスは地元警察に対し明確な指示や指導を行わなかった。地元警察とのコミュニケーションに不備があった」
事件を防げなかった要因として、シークレットサービスと地元警察が異なる無線の周波数を使用したことで連携がとれず、容疑者の情報が伝わらなかったことや、一部の警護員の慢心があったと指摘しました。