来日しているチェコのリパフスキー外相が1日、日本テレビの単独インタビューに応じました。ロシアによる侵攻が続くウクライナの状況について「あらゆる手を尽くして支援する必要がある」と強調しました。

1日、都内で開かれた講演会後、単独インタビューに応じたチェコのリパフスキー外相は、まず、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援を継続する必要性を訴えました。

チェコ・リパフスキー外相「我々はあらゆる手を尽くしてウクライナを支援する必要がある。ウクライナが落ちればロシアは帝国主義的な野望を抱き続けるだろう」

NATO＝北大西洋条約機構に加盟するチェコは、弾薬不足が深刻化するウクライナ軍に、各国と共同で弾薬を調達する国際的な取り組みを主導しています。

また、ヨーロッパだけでなく、インド太平洋地域の安全保障も重視する考えを強調しました。

リパフスキー外相「欧州、大西洋、インド太平洋地域の安全保障は相互に関連している。北朝鮮はロシアに力を与えていて、それがウクライナに投入されている」

リパフスキー外相は地域を越えた国際的な協力が必要だとして、日本と緊密に連携していくとしています。

リパフスキー外相は、先月29日に行われた上川外相との会談でも、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化する重要性を強調していて、インタビューの中でもNATOと日本の連携を強化したい意向を強調しました。