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朴氏の大統領就任式前に日韓の“懸念材料”

2012年12月20日 21:20

 韓国で初の女性大統領となる朴槿恵氏が20日、セヌリ党本部で当選証書を受け取った。朴氏は日本を「重要な友好国」と位置づけ、EPA(=経済連携協定)の交渉にも前向きな一方で、竹島問題や従軍慰安婦問題などについては譲らない姿勢。

 さらに、自民党は来年2月25日に行われる朴氏の大統領就任式の3日前の来年2月22日の「竹島の日」を、初めて政府主催の式典として祝うと政策集に明記しており、実施されれば韓国の反発は必至。

 日本の外務省幹部は「就任式はいい機会だと思う。ぜひ前向きに行けばいい」と期待感を示しているが、韓国政府関係者は「仮に安倍総裁が竹島の日の式典に参加すれば、大統領就任式に招待しないこともありうる」とけん制しており、対応によっては逆に日韓関係が冷え込むおそれもある。