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エジプト熱気球事故で追悼式

2013年3月2日 9:30

 エジプト・ルクソールで起きた熱気球の事故で、1日、追悼式が行われた。一方、エジプト観光省は熱気球の安全基準の見直しを検討する考えを示した。

 追悼式は気球の残骸の一部が残っている畑のそばで行われ、ルクソール州の知事や地元の旅行業界の関係者などが出席した。日本人4人の遺族は参列せず、日本大使館の職員が現場に花を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

 在エジプト日本大使館・榎下参事官「非常に恐ろしい経験だっただろうと思います。(遺族に)どのような(追悼式の)感じだったか報告したいと思います」

 一方、エジプト観光省が1日、会見し、再発防止に向けて熱気球の安全基準の見直しを検討する考えを示した。

 エジプト観光省・ショクリ次官「事故報告書が出たら、二度とこのような事故を起こさないために、安全基準を見直すかどうかの判断をするだろう」

 また、ツアーを企画した旅行会社によると、遺族は1日、ギザのピラミッドなど死亡した4人が訪れた場所に足を運んだが、遺体の搬送はまだメドが立っていないという。