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神父の性的虐待、和解金9億6千万円で合意

2013年3月15日 13:36

 アメリカ・カトリック教会の神父が子供に性的虐待をしたとして、教会側が約1000万ドル(約9億6000万円)の和解金を被害者に支払うことで合意し、被害者の一人が14日、会見を開いた。

 この問題は、70年代に、未成年だった時にロサンゼルス大司教区の神父から性的虐待を受けたとして男性4人が訴えていたもの。被害者の弁護士によると、今月初め、教会側が約9億6000万円の和解金を支払うことで合意に達した。神父は07年に、別の子供に対する性的虐待で有罪判決を受けている。

 被害を訴える男性「私にとって新法王が選ばれたことは、何の意味もありません。私の信仰は打ち壊されています」

 この問題をめぐっては、新しいローマ法王を選ぶ選挙「コンクラーベ」にも出席した枢機卿が、問題の神父から、かつて性的虐待の事実を知らされたにもかかわらず隠ぺいしていたとして批判されている。

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