中国内陸部の四川省で日本時間２０日午前９時過ぎ、マグニチュード７．０の地震があり、これまでに７１人が死亡、２２００人以上がケガをした。

　地震は日本時間２０日午前９時２分頃、四川省の中心都市・成都から南西約１００キロの雅安市蘆山県付近で起きた。震源の深さは１３キロで、地震の規模を示すマグニチュードは７．０と推定されている。中国地震局は地震による死者がこれまでに７１人に上ると発表。国営の新華社通信は２２００人以上がケガをしたと伝えている。軍などが救出活動にあたっているが、現地では多数の家屋が倒壊しているということで、死傷者の数はさらに増える恐れがある。

　新華社通信によると、習近平国家主席は、被災状況の確認を急ぎ、あらゆる方法を使って救助にあたるよう指示を出し、李克強首相は急きょ、現地に向かった。