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露~北朝鮮結ぶ鉄道開通 物流活性化に期待

2013年9月23日 1:47
露~北朝鮮結ぶ鉄道開通 物流活性化に期待

 北朝鮮北東部・羅津港とロシア国境を結ぶ鉄道ルートの改修工事が終わり、22日、開通式が行われた。両国は物流の活性化に期待をよせている。

 開通式には北朝鮮の鉄道相やロシア鉄道公社の会長らが出席し、両国の協力関係をアピールした。今回、開通したのは北朝鮮の羅先経済特区の羅津港とロシアのハサンを結ぶ54キロの区間。老朽化した線路を撤去して、新たに線路を敷くためにロシアは工事費用の7割にあたる約150億円を投じた。

 羅津港の使用権をめぐり、中国と主導権を争っているロシアはこの鉄道の開通により、アジアへの足がかりを強化し、一方の北朝鮮は、経済特区の開発を促進させたい考え。

 現在、港では、貨物ターミナルの建設も進められていて、鉄道で運ばれたロシア産石炭の輸出などで物流が活性化することに両国は期待を寄せている。