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大規模日本製品展示会、中国で2年ぶり開催

2013年10月18日 22:27
大規模日本製品展示会、中国で2年ぶり開催

 沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題で、去年、開催が中止された中国側主催の大規模な日本製品の展示会が18日、中国・大連で2年ぶりに開かれた。

 18日に大連で開かれたのは、154の日本企業や日本の自治体などの製品展示と商談会で、日本の調味料や介護製品、日本酒がズラリと並べられ、中国市場を意識した日本製品ばかりが展示されている。今年で5回目となるが、去年は尖閣諸島をめぐる問題で中止となっていた。

 主催者の大連市副市長は「大連市は日本との友好交流、経済協力を重視しています」と話す。また、会場では、日本の製品に関心を示す中国人が熱心に話を聞く姿も見られた。

 会場には、日本国際貿易促進協会会長の河野洋平元衆議院議長も訪れ、展示会開催などの動きについて「(関係悪化で日中とも)我慢しておさえているが、経済交流は求めるところが互いに多いので、だんだん出てくる」と述べた。また、日中間の経済交流が正常化する兆しにあるとの認識を示した。