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ジョンベネちゃん事件、新たな書類公開へ

2013年10月25日 1:44

 約17年前にアメリカ・コロラド州で発生したジョンベネちゃん殺害事件で、今年になって地元紙が、当時の大陪審が両親を起訴する決定を下していたと報じ、裁判所は23日、当時の決定の公開を決めた。

 この事件は、ジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6)が自宅の地下室で殺害されているのが見つかったもので、当初、両親に容疑がかけられ、全米の注目を集めた。しかし、検察は「十分な証拠がなかった」として両親を起訴せず、さらに2008年にはDNA鑑定で家族の無実が証明された発表し、謝罪している。

 現在も事件は解決していないが、今年になって地元紙が、関係者の話として、大陪審が1999年に虐待行為などでジョンベネちゃんを死に至らしめた疑いがあるとして両親の起訴を決定したものの、最終的に地区検事が起訴状に署名せず、起訴に至らなかったと報じた。

 地区検事が大陪審の決定に同意しないことはまれなため、当時の書類の公開を求める声が高まり、申し立てを受けた裁判所は23日、検察に大陪審の決定に関する書類の公開を命じた。25日に公開されるこの書類には、両親に関する記述があるということで、その内容によっては今後、さまざまな議論を呼びそうだ。