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NY株35ドル安、終値1万6360ドル

2014年3月6日 8:06

 5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、低調な経済指標が相次いだことなどから、約35ドル値を下げて取引を終えた。

 5日はまず、民間調査会社が先月の全米雇用報告を発表した。景気動向をはかる上で重要な指標とされる非農業部門の民間就業者数は前月比13万9000人増加したが、市場の予想を下回ったため売りが優勢となった。また、先月の非製造業景況指数も発表されたが、前月より低下し、これも市場の予想を下回った。

 低調な経済指標が相次いだことに加え、目先の利益を確定しようという売りが進み、ダウ平均株価は前日比35ドル70セント安の1万6360ドル18セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は6ポイント高の4357.97で取引を終えた。

 7日には雇用統計が発表される予定で、雇用情勢が改善に向かうのか市場の注目が集まっている。