NYダウ 好調な経済指標を受け29ドル高
アメリカ・ニューヨーク株式市場は1日、製造業や建設支出などの経済指標が好調だったことを受け、ダウ平均株価は前週末の終値より29ドル69セント高い1万8040ドル37セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は前週末の終値より12.9ポイント上げ5082.93だった。
この日は、4月の個人消費支出が前月と比べ「横ばい」と発表され市場予想に届かなかったことから、一時、売りが先行する場面があった。一方で、製造業や建設支出などの経済指標が好調だったことからアメリカ経済の回復が順調との見方が広がり、その後、買い注文が優勢となった。市場関係者は「この日は様子見ムードが強く、5日の雇用統計の発表に注目が集まっている」と話している。
一方、ニューヨーク外国為替市場で円相場は一時、1ドル=124円台後半まで下落し、12年半ぶりの安値を更新した。