高値が続いているアメリカ・ニューヨーク株式市場で１８日、代表的な銘柄によるダウ平均株価が２か月半ぶりに過去最高値を更新した。

　１８日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週末比２６ドル３２セント高の１万８２９８ドル８８セントで取引を終え、２か月半ぶりに過去最高値を更新した。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は３０．１５ポイント高の５０７８．４４だった。

　アメリカでは２００８年のリーマンショック後に続いてきた事実上のゼロ金利政策をやめ利上げに踏み切る時期が焦点となっているが、今月に入り発表されている小売りや住宅などの経済指標が思わしくなく、市場では、利上げが当面、行われないとの見方が広がっている。こうした観測によりニューヨーク株は高値圏で推移しているが、この日も買い注文が集まり最高値を更新した。

　今週２０日にアメリカの金融政策決定会合であるＦＯＭＣの議事録が発表されるが、どのような景気判断がなされたのかに市場は注目していて、株価に影響しそうだ。