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パレスチナ情勢 軍事作戦拡大の懸念高まる

2014年7月17日 8:05

 中東のパレスチナ情勢をめぐり、イスラエルのネタニヤフ首相は16日、停戦案を拒否したイスラム原理主義組織のハマスを非難した。停戦に向けた調停が実を結ばなかったことで、軍事作戦がさらに拡大されるのではないかという懸念が高まっている。

 ガザへの攻撃を再開したイスラエル軍は、16日も空爆を続けた。死者は200人を超え、地元メディアによると16日は海岸で遊んでいた子供4人も犠牲になったという。ネタニヤフ首相は、事態を悪化させているのは停戦を拒否したハマスのほうだと非難した。

 ネタニヤフ首相「外交的な解決の扉を閉じたことで、ハマスが全責任を負うことになった」

 イスラエル軍はガザ北部や東部の住民10万人に対し避難するよう勧告しており、さらに大規模な軍事作戦が行われる懸念が高まっている。