戦争博物館改装、零戦も展示 英・ロンドン
第一次世界大戦の開戦から今年で100年となる。イギリス・ロンドンでは戦争をテーマにした博物館がリニューアルオープンすることになり、16日、報道陣に公開された。
90年以上の歴史を持つロンドンの帝国戦争博物館には、今回新たに第一次大戦に特化した常設コーナーが設置された。ヨーロッパ戦線で各地に張り巡らされた塹壕(ざんごう)を再現した他、当時ロンドンで発行された食糧配給の切符を展示するなど、戦場だけでなく、市民の目線から戦争の意味を考える展示になっている。
博物館の歴史家「全ての国にとって、兵士だけでなく、一般市民も巻き込んだ初めての戦争だった」
この博物館には零戦も展示されている。機体には弾丸が貫通した跡が生々しく残っている。この零戦は太平洋戦争中に撃墜され、半世紀たってマーシャル諸島のジャングルで発見されたもので、今回のリニューアルで初めて展示されたという。