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エボラ熱死者700人超 医療関係者も感染

2014年8月1日 1:16

 西アフリカで死亡率が高い「エボラ出血熱」が流行している。感染は医療関係者にも広がっていて、死者は700人以上にのぼっている。

 WHO(=世界保健機関)によると、西アフリカで先月31日までに「エボラ出血熱」の感染が疑われる患者は1323人となり、死者は729人にのぼっている。また、患者の治療にあたっていた医療関係者も約100人が感染、このうち半数が死亡したという。

 「エボラ出血熱」は、今年3月に西アフリカのギニアで感染が報告されてから流行を始め、近隣のシエラレオネやリベリア、ナイジェリアにも拡大している。今も治療法が確立されていない上、致死率も極めて高く、WHOは感染地域への渡航の自粛を呼びかけている。