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閣僚の靖国参拝 中国の批判は抑制的表現

2014年8月16日 0:26

 日本の閣僚が靖国神社を参拝し、安倍首相が玉串料を納めたことについて、中国政府は批判の談話を発表したが、抑制的な表現にとどまっている。

 閣僚らの靖国神社参拝後、中国外務省の報道官は、「歴史問題での日本の誤った態度を表していて断固反対だ」などと談話を発表した。その上で、報道官は「歴史を反省して軍国主義と線を引いてこそ、日中関係の健全な発展が可能だ」と主張した。

 去年、中国外務省は、木寺駐中国大使を呼び出し強く抗議をするなど厳しい対応をみせていた。北京の日本大使館によると今年の抗議は電話レベルにとどまり、「対応が去年とは違う」としている。

 中国は今月10日、第2次安倍内閣が発足してから初めて日本との外相会談を行うなど、対話に応じる姿勢もみせ始めている。