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NATOとウクライナ共同声明 連携強化へ

2014年9月5日 8:24

 NATO(=北大西洋条約機構)の首脳会議が4日、イギリス・ニューポートで開幕した。親ロシア派との激しい戦闘が続くウクライナ東部の情勢が最大の焦点で、ウクライナのポロシェンコ大統領も出席している。

 ポロシェンコ大統領はNATO首脳会議を前にアメリカのオバマ大統領らと会談。その後、ウクライナ東部の情勢をめぐり5日に予定されている親ロシア派などとの協議で和平計画について合意すれば即日、停戦する考えを明らかにした。親ロシア派も条件付きで停戦に応じる考えを表明、事態が動き出す可能性が出てきたが、ウクライナは着々とNATOとの連携を強めている。

 ポロシェンコ大統領「我々はウクライナとNATOが軍事的に完全に連携できるよう、さらに協力していくことで一致した」

 NATOとウクライナは共同声明を発表し、ロシア軍がウクライナ国内で戦闘を行っているとロシアを強く非難した上で、今後、安全保障分野での連携を強化していくことを盛り込んだ。停戦をめぐるウクライナを含めた欧米側とロシア側の厳しい駆け引きが続いている。