ウクライナ東部で戦闘 約20人死亡か
ウクライナ東部で3日、政府軍と親ロシア派が戦闘となり、市民を含む約20人が死亡した。停戦合意以降、大規模な戦闘が起きたのは初めて。
ロイター通信によるとドネツク近郊の町・マリインカで3日、ウクライナ軍と親ロシア派の間で激しい戦闘があった。ウクライナ政府は2人が死亡、30人がケガをしたと発表、地元警察は市民3人が犠牲になったとしている。
ウクライナ軍は親ロシア派の兵士約1000人が移動式大砲などで攻撃してきたとして、2月に発効した停戦合意に違反すると非難している。これに対し、ドネツクの親ロシア派は「ウクライナ軍の攻撃への防衛戦だ」と主張し、戦闘で15人が死亡したとしている。
停戦合意以降、大規模な戦闘が起きたのは初めてで、事態が沈静化するかは不透明。