イスラム過激派組織「イスラム国」は２５日、アメリカなどが行っているシリアへの空爆に対し、徹底抗戦の姿勢を示す戦闘員らの映像をインターネット上で公開した。

　公開された映像は「アメリカの空爆に対する挑戦」というタイトルで始まる。そして、空爆を受けた「イスラム国」の拠点都市・シリアのラッカで戦闘員らがインタビューに答える形で、今後も戦闘を続ける意思などを表明している。

　イスラム国・戦闘員「米国と同盟国に勝利し、イスラム国はさらに拡大する」

　こうした中、ロイター通信によると、イラク・アバディ首相は２５日、訪問先のアメリカ・ニューヨークで、「イスラム国」がフランス・パリやアメリカの地下鉄を狙ったテロを計画しているとの情報があると明らかにした。ただ、アメリカ・ホワイトハウスは、「アバディ首相の発言は把握しているが、そうしたテロ計画があることは確認していない」としている。