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米副大統領“「イスラム国」との戦い支持”

2015年5月26日 10:45
米副大統領“「イスラム国」との戦い支持”

 アメリカのバイデン副大統領は25日、イラクのアバディ首相に対し、過激派組織「イスラム国」との戦いを支持すると改めて伝えた。アメリカ政府の高官がイラク軍の姿勢を批判したことで、ギクシャクした関係を修復する狙いがあるものとみられる。

 ホワイトハウスによると、バイデン副大統領は電話会談で「イスラム国」に制圧された西部の主要都市・ラマディなどでの戦いでイラク軍が払った「多大な犠牲」と「勇気」を高く評価した。そして、イラク兵の訓練や装備の供与で全面支援することを約束した。

 ラマディでの戦いをめぐっては、カーター国防長官が24日に「イラク軍は戦う意思がない」と述べ、アバディ首相が不快感を示していた。電話会談にはギクシャクした関係を修復する狙いがあるものとみられる。