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失態相次ぎシークレットサービストップ辞任

2014年10月2日 12:42

 アメリカで大統領や要人の警護を担当するシークレットサービスのトップが、相次ぐ失態の責任をとり辞任した。

 ホワイトハウスでは先月、刃物を持った男が重要な公式行事の行われる部屋の中まで侵入した。また3年前には、オバマ大統領の二女がいた2階の住居部分に外部から銃弾7発を受けた。しかし、建設車両の音だとして4日後まで事件として扱わなかったことなど、次々と警備上の不祥事が発覚していた。シークレットサービスのピアソン局長は先月30日、議会の公聴会で責任を認め、徹底的に調査し再発防止を図るとしていたが、1日になって辞任を申し出、受理されたという。

 オバマ大統領もシークレットサービスには新しい指導部が必要だと判断したということで、人心を一新して警備の立て直しを進めることになる。