APEC会議出席へ オバマ大統領が出発
APEC(=アジア太平洋経済協力会議)首脳会議などに出席するため、アメリカのオバマ大統領が9日、ワシントンを出発した。北京では習近平国家主席と8か月ぶりに会談を行う。
オバマ大統領は北京滞在中、APECのほか、TPP(環太平洋経済連携協定)の首脳会議などに出席する。習近平国家主席との公式の会談は12日に行われ、北朝鮮やイランの核問題、米中の軍事交流などについて話し合うことにしている。
また、アメリカ政府高官によると改善の兆しがない中国の人権問題や、南シナ海や東シナ海での海洋の安全保障問題も提起するという。
CSIS戦略国際問題研究所・グレイザー上級研究員「米中両首脳は対立関係ではいられないと分かっている。会談では根本的な違いについて話し合おうとするでしょう」
オバマ大統領は中国に続き、ミャンマー、オーストラリアで国際会議に参加し、オーストラリアのブリスベンでは日米豪の3か国による首脳会談も行われる予定。