×

北朝鮮 寧辺の再処理施設で稼働準備か

2014年11月22日 1:59

 アメリカの北朝鮮研究機関は19日、北朝鮮・寧辺の核施設を撮影した最新の衛星写真を公表し、核兵器に利用されるプルトニウムを抽出する再処理施設の稼働準備が始まった可能性があるとの見方を示した。

 アメリカの大学の北朝鮮研究機関「38ノース」は、今月初めに撮影された衛星写真を分析した結果、寧辺の核施設にある原子炉が、通常の保守点検期間よりも長い10週間以上にわたり、閉鎖が続いていることを明らかにした。また、使用済みの核燃料を再処理する施設から蒸気があがっていることなどを指摘、こうした形跡から、原子炉の閉鎖中に使用済み核燃料を取り出し、核兵器に利用されるプルトニウムを抽出するため、核燃料を再処理する施設の稼働準備を始めた可能性があるとの見方を示した。

 ただ、「38ノース」は「最終的な結論を出すには、時期尚早」だとしている。