韓国軍は２４日、日本と韓国が領有権を主張する竹島で軍事訓練を行い、日本の外務省は極めて遺憾だとして抗議した。

　韓国軍は２４日、竹島の防衛を目的とする定期的な訓練だとして、周辺の海域で駆逐艦や護衛艦を動員しての軍事訓練を実施した。韓国軍が竹島周辺で訓練を行うのは今年６月以来で、在韓国日本大使館の金杉憲治公使は、「極めて遺憾である」として、韓国外務省の李相徳東北アジア局長に抗議を申し入れた。

　一方、韓国軍は、気象条件を理由に、当初予定していた空軍や海兵隊の訓練参加を見送っている。韓国は、来月末にも日中韓３か国の外相会談開催を目指していて、日本側を過度に刺激すべきでないと判断した可能性もありそうだ。