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オバマ大統領 デモ隊の破壊行為厳しく批判

2014年11月26日 12:31

 黒人青年を射殺した白人警察官の不起訴に反発して住民の一部が暴動を起こしたアメリカ・ミズーリ州の街では、いったん解散したデモ隊が夜になって集まり、緊迫した状態となっている。オバマ大統領は25日、シカゴでの演説で、デモ隊の破壊行為を厳しく批判した。

 オバマ大統領「建物や車に火をつけ、人々を危険にさらす行為は破壊的としか言いようのないもので、言い訳できないことだ」

 オバマ大統領は、政府としても人種問題の解決に向けて全力で取り組む考えを強調し、デモの参加者に自制を呼びかけた。

 しかし、抗議活動は全米に広がっている。ワシントンでは25日夜、1000人以上が抗議集会を開き、市街地を行進した。参加者の多くは青年が武器を持たずに射殺されたと主張するために両手を挙げて歩いていた。抗議デモはニューヨークやボストン、ロサンゼルスなど全米に広がっている。