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プーチン大統領が年次教書演説 編入正当化

2014年12月5日 1:44

 ロシアのプーチン大統領は4日、年次教書演説を行い、クリミアの編入を正当化した上で、ウクライナ政権が欧米の支援を受けて東部の親ロシア派に対し軍事作戦を行っていることを「恥知らず」と批判した。

 年次教書演説は年に一度、施政方針を示すもの。プーチン大統領は、3月に編入を強行したクリミアについて、「住民の意思だ」と述べ、ウクライナに返還する意向がないことを強調した。また、ウクライナ情勢については、ポロシェンコ政権が欧米の支援を受け、東部で親ロシア派に対して軍事作戦を行っていることを批判した。

 プーチン大統領「恥知らずな行動だ。ウクライナ国民が将来、正当な評価を示すと信じる」

 プーチン大統領はこのように述べ、ロシアに経済制裁を科す欧米に対しても対決姿勢を示した。さらに、「アメリカは我々と隣国の関係に直接的、間接的に影響を及ぼしている」として、アメリカを名指しで非難し、いらだちをあらわにした。