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天野教授ら、初めての“公式イベント”に

2014年12月7日 1:38
天野教授ら、初めての“公式イベント”に

 ノーベル賞の授賞式が行われるスウェーデン・ストックホルムで6日、名古屋大学大学院の天野浩教授らが初めての公式イベントに臨んだ。

 天野教授とカリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授は、受賞者たちの懇談会などのため、ノーベル博物館を訪れた。中村教授はLEDの開発秘話をまとめた本や製品化された照明を、天野教授は紫外線を作り出す最新のLED機器を寄贈した。

 中村・天野両教授は、博物館のカフェのイスの裏にサインをする恒例の行事も行った。受賞者しか経験出来ないイベントを終えた天野教授は…。

 名古屋大学大学院・天野浩教授「感慨はないが、英語と日本語でサインしました。(おみやげは?)チョコレートを買いました。益川教授にならって600個買いました」

 天野教授の妻・香寿美さん「夫が受賞した実感がようやく湧いてきた。永遠にこの博物館の中に名前が残ると」

 天野教授はこの後、授賞式用の燕尾服の採寸を行い、夫婦でクリスマスマーケットを楽しんでいた。

 また、名城大学の赤崎勇終身教授も6日朝、ストックホルムに到着した。

 10日の授賞式をはじめ、記念講演や記者会見など忙しい毎日が続く。