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金正日総書記死去から3年 平壌で追悼大会

2014年12月17日 21:55

 北朝鮮では17日、金正日総書記の死去から3年を迎え平壌で追悼大会が行われた。

 追悼大会は、金総書記の遺体が安置された錦繍山太陽宮殿の前で行われ、金正恩第1書記はひな壇の中央に立った。大会では、金永南・最高人民会議常任委員長が演説し、金第1書記のもとでの団結を訴えた。

 金永南常任委員長「金第1書記の指導に従い、革命の勝利に向け力強く闘っていこう」

 そして、軍の黄炳瑞総政治局長も演説し、「アメリカと追従勢力に対応し命令さえ下れば墓に埋めてしまう」と威嚇したが、核開発に関する具体的な言及はなかった。

 また、金第1書記は、李雪主夫人や幹部らとともに金総書記の遺体が安置された宮殿を訪れ、礼をささげた。北朝鮮では、死去から3年が過ぎると「喪明け」となることから、金第1書記が今後、自らのカラーをさらに打ち出すか注目される。