習主席「腐敗あれば懲罰、汚職あれば粛清」
中国の習近平国家主席は新年にあたってテレビ演説し、「腐敗を必ず処罰する」と今年も腐敗撲滅に向けた取り組みを推し進める決意を示した。
「我々は反腐敗闘争に多大な力を注ぎ、腐敗分子を一切容認せず厳罰に処し、悪を処罰する固い決意を示した」-習主席は先月31日夜、国営の中国中央テレビを通じて演説し、去年1年間で「官僚主義やぜいたくに重点的に反対し、状況は大きく変わった」と成果を誇示した。
習政権は去年、汚職容疑などで最高指導部メンバーだった前政治局常務委員の周永康氏や胡錦濤前国家主席の元側近の令計画氏らを相次いで摘発している。習主席は「腐敗があれば必ず懲罰し、汚職があれば必ず粛清する」と述べ、引き続き腐敗撲滅への取り組みを徹底的に推し進める決意を強調した。