ほかにも複数の容疑者か 仏テロ事件
フランス・パリで17人が犠牲となった一連のテロ事件で、フランス当局は4人の容疑者のほかにも複数の容疑者がいる可能性があるとみて、全容解明を進めている。
トルコメディアが公開した映像には、トルコで入国審査を受ける女性が映っている。女性は食料品店に立てこもり4人を殺害したクリバリ容疑者のパートナー、アヤット・ブメディエンヌ容疑者とされ、横には男性の姿がある。ブメディエンヌ容疑者はその後、8日にシリアに入国したとみられている。
また、クリバリ容疑者が犯行の動機などについて語っている映像が、本人が警察に射殺された2日後にインターネットで公開されたことから、バルス首相は「間違いなく共犯がおり、追跡が続いている」と述べている。
こうした中、7日に襲撃され12人が死亡したフランスの新聞社「シャルリー・エブド」が、14日に発売される最新号に、またイスラム教の預言者・ムハンマドの風刺画を掲載することが分かった。「全ては許される」というタイトルでムハンマドが「私はシャルリー」と書かれたメッセージを手に、涙を流している。
最新号は16の言語に翻訳し、25か国で300万部発行する予定だという。