米国とキューバの国交正常化交渉、始まる
1961年から断交状態にあるアメリカとキューバの国交正常化交渉が21日、キューバの首都ハバナで始まった。
初回の協議は2日間の日程で行われ、アメリカ側からはジェイコブソン国務次官補が、キューバ側はビダル・アメリカ担当局長が参加している。
これまで定期的に行ってきた移民に関する話し合いに加え、「数か月以内」をメドとしている大使館の再開など、国交正常化にむけた手順などが話し合われる予定。
またアメリカは、キューバに対し、渡航制限の解除や駐在できる外交官の人数制限の撤廃を求める方針で、これに対しキューバ側は、経済封鎖の早期解除などを求めるものとみられる。
交渉に先立ってキューバは、政治犯53人を釈放したが、アメリカは表現・集会の自由などキューバの人権問題も提起する方針。