中国政府「抗日戦争記念館」外交官ら招く
中国政府は15日、北京にある日本との戦争の記念館で新たな展示が始まったのにあわせて外交官を招いた。戦後70年のタイミングで宣伝活動を強めている。
外交官らが参観したのは、北京の盧溝橋にある「抗日戦争記念館」。盧溝橋では1937年に日本と中国の部隊が衝突し、全面戦争に突入するきっかけとなった。
館内では先週から、当時の写真など2800点あまりが新たに展示されている。
ハンガリーの外交官「中国の近代史の中で最も悲劇的な出来事だと思うし、有益なイベントです。(日中は)アジアの重要な国で、平和的に関係を発展させるべきです」
中国としては戦後70年にあわせ、自国の立場を世界に広く宣伝していく狙いがあるものとみられる。