台湾で日中戦争の勝利から７０年を記念する軍事パレードが行われた。

　４日、台湾北部の新竹で行われた軍事パレードでは、軍用車両が行進し、戦闘機が編隊飛行を披露した。台湾は、第２次大戦当時は日本が統治していたが、中国大陸で日本と戦っていた国民党政府がその後、共産党との内戦に敗れ、台湾に逃れて支配している。馬英九総統は演説で「日中戦争を主導し、勝利したのは国民党政府だ」と強調した。

　台湾では、２日に記念メダルが発売されるなど、日中戦争勝利を記念するイベントが続くが、一方で、今回のパレードは中心都市の台北市内で行われず、良好な日本との関係に配慮したという見方もある。