“母子手帳”普及を 日中協力を確認へ
中国政府の関係者らが29日に国会を訪れ、福田元首相夫人ら主催のセミナーに参加して、母子手帳普及のための日中協力を確認する。
福田元首相夫人の貴代子さんらは、乳幼児の死亡率を下げることなどを目的に母子手帳の海外への普及活動をしている。29日までに汪婉中国大使夫人の協力を得て、日本語と中国語を併記した母子手帳8000冊を作成した。今後、日本に住む中国人女性らに活用してほしいとしている。
福田貴代子さん「その国の発展に少しは役に立てるのではと思い、なるべく色んな国の方に母子手帳の話をしたい」
汪婉さん「母子健康をめぐる交流や各分野の交流を深めるのは、両国関係にとっても良いこと」
中国にも母子の健康を管理する冊子はあるが、日本の母子手帳のいいところを取り入れてさらに普及を進めたい考え。