中国政府、台湾への個人旅行を1日から停止
中国政府は台湾への個人旅行を8月1日から停止すると発表した。台湾の蔡英文政権に圧力をかける狙いがあるとみられる。
中国政府は、国内47都市の住民に認めていた台湾への個人旅行の許可証発行を、8月1日から停止すると発表した。理由について、「現在の中国と台湾の関係を考慮し」としている。
台湾の観光収入にダメージを与え、「一つの中国の原則」を認めない蔡英文政権に圧力をかける狙いがあるとみられる。また、アメリカのトランプ政権が先月、台湾への武器売却を決めたことにも神経をとがらせている。
今回の発表について、中国外務省の報道官は、「台湾は中国の一部で、両岸関係は外交問題ではない」と述べるにとどめ、詳細についての言及は避けている。