“米中貿易摩擦”で日系企業向けセミナー
アメリカ・カリフォルニア州で4日、米中の貿易摩擦の影響を考える日系企業向けのセミナーが開かれた。
カリフォルニア州には全米最大の貿易港、ロサンゼルス港があり、現地では米中の貿易摩擦への懸念が広がっている。こうした中、ジェトロ(=日本貿易振興機構)は4日、ロサンゼルス近郊のトーランスで貿易摩擦の影響について考えるセミナーを開き、日系企業の物流担当者ら30人が参加した。
講演した専門家は、「今回の対立は、米中とも経済的な力を持っていることが特徴だ」とし、対立が長期化して多くの国に影響する可能性を指摘した。
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ジェトロによると、日系企業からは、「製品のほとんどが中国産で、今になって調達先を変更するのは難しい」など、対応に苦慮する声も上がっているという。