米・西海岸 港湾労働争議で労使が暫定合意
アメリカ西海岸の港湾施設の労使交渉が難航し、物流が停滞していた問題で、労使双方は20日、暫定合意したと発表した。
アメリカ西海岸では海運会社などの経営側と労働組合の間で賃金や労働条件をめぐる交渉が難航し、貨物の積み下ろし作業が停滞していた。この影響で、日本マクドナルドが去年12月から一時、販売するフライドポテトをSサイズに限定したほか、トヨタやホンダは一部の部品を空輸するなどしていた。交渉の長期化を懸念したオバマ政権が異例の介入に乗り出すなどした結果、労使双方は20日、暫定合意したと発表した。合意の内容は明らかにされていない。
港湾の全面閉鎖などの事態は避けられる見通しになったが、物流が通常に戻るには数か月かかるとみられている。