駐露・ルーマニア公使、北方領土を観光で訪問 露報道
ロシアに駐在するルーマニア公使が、北方領土を観光目的で訪問していたと、ロシアメディアが報じました。
ロシア通信が今月12日、サハリン州の観光関係者の話として伝えたところによりますと、在ロシア・ルーマニア大使館のリリアナ・ブルダ公使が、北方領土の国後島と色丹島を観光目的で非公式に訪問したということです。
ロシアの法律に従って許可を得て、渡航したと伝えています。
ロシア政府は北方領土の観光開発に力を入れていますが、現地の観光業者はSNSで、「外国政府の関係者も魅了している」「ヨーロッパ諸国からの観光客に対しても特別な障壁はない」などとコメントしています。
EU=ヨーロッパ連合にも加盟する欧州の外交官の北方領土への訪問は異例です。
林官房長官は18日の会見で「事実関係を確認中」としつつも、仮に訪問が事実であれば、受け入れられないとルーマニア側に伝達したとしています。