“クリミア編入”1年 ロシアで記念行事
ロシアがウクライナからクリミアを一方的に編入してちょうど1年となった18日、モスクワで開かれた記念行事で、プーチン大統領は、「クリミア住民の望みに賛同した」と述べ、編入の正当性を改めてアピールした。
モスクワで18日に開かれたイベントは、事実上、編入を決断したプーチン大統領をたたえる集会で、タス通信によると約11万人が参加。プーチン大統領は予告なしで登場した。
プーチン大統領「祖国に帰るというクリミア住民の望みに賛同した」
プーチン大統領は改めて編入の正当性を主張、ステージ上でロシア国歌を歌うひと幕もあった。
また、ロシア黒海艦隊が司令部を置くクリミアのセバストポリでは18日、ロシア軍の水兵らが地元住民と行進した。
一方、ウクライナのポロシェンコ大統領は17日、ロシアへの編入を決めた去年のクリミアの住民投票について、「世界のどの国も結果を認めていない」と述べ、ロシアへの編入は無効だとの立場を改めて強調した。