アメリカ・ニューオーリンズの国際空港で、ナタを持った男が空港の職員や乗客に襲いかかった。男は銃で撃たれ、流れ弾に当たった別の職員がケガをしている。

　地元警察によると、ニューオーリンズの国際空港で２０日、保安検査場に現れた６２歳の男が職員らに向かって、突然、殺虫剤のスプレーを吹きつけた後、持っていたナタを取り出し、職員や利用客らに襲いかかった。このため職員が男に向かって発砲し、３発が胸などに当たった。ＮＢＣテレビによると、男は搬送先の病院で死亡したという。

　この事件で、流れ弾が職員の腕に当たった他、避難しようとした客ら数人が軽いケガをした。男はこの他に自家製の簡易爆弾や着火装置を空港に持ち込んでいたということで、警察が動機などを調べている。