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事故機 パイロットの1人“閉め出し”か

2015年3月26日 17:38

 フランス南東部で乗客・乗員150人を乗せた旅客機が墜落した事故を巡り、アメリカの新聞「ニューヨークタイムズ」などは、事故の前、パイロットの1人が操縦室から閉め出されていた可能性があると報じた。

 事故原因の調査に関わる軍の関係者の話として伝えているもので、パイロットの1人が操縦室を出た後、中に戻ろうとしたが入れず、閉め出された状態だったという。回収されたボイスレコーダーには、旅客機が高度を下げ始める前、パイロットの1人が操縦室の外に出て、その後、ドアをたたく音が入っていたという。しかし、中からの反応はなく、ドアをたたく音はさらに強まり、ドアを破ろうとする音も聞こえるという。

 またAFP通信は、ボイスレコーダーにはパイロット同士のドイツ語の会話や、座席を下げる音も入っていると伝えている。ただ、ドアを開け閉めする音が聞こえた後は墜落まで会話はなく、最後は、地上への異常接近を知らせる警告音が記録されているという。