バイジの製油所 「イスラム国」が再び掌握
アメリカの国防総省は6日、イラク最大規模の製油所の一部が過激派組織「イスラム国」によって再び掌握されたことを明らかにした。
イラク北部にあるバイジの製油所は、もともと「イスラム国」が掌握していたが、先月、イラク軍が奪還していた。しかし、アメリカ国防総省によると、この2日の間に再び「イスラム国」が攻勢を強め、製油所の一部を掌握したという。アメリカなど有志連合も空爆を行っているが、現時点では「イスラム国」が優勢に戦いを進めているという。
国防総省は、この製油所を第2の都市モスルの奪還にむけた経由地として重視している。一方、「イスラム国」にとっても資金源確保などのために必要で場所であり、今後も激しい戦闘が続くことが予想される。