有志連合、対「イスラム国」で結束を確認
過激派組織「イスラム国」に対抗する有志連合の会議が2日、フランス・パリで開かれ、各国が結束して取り組む姿勢を確認した。
会議は「イスラム国」に対抗する25の国や組織が集まったが、中心となるアメリカのケリー国務長官は直前の自転車事故のため、電話での参加となった。
「イスラム国」は先月、イラクのアンバル県の中心都市・ラマディを制圧し、さらに、世界遺産のあるシリアの都市・パルミラを支配下におさめるなど攻勢を強めている。会議では、有志連合として長期的な戦略の下に結束して行動し、各国が空爆や武器供与を通じてイラクを支援することや、少数民族と文化遺産の保護に取り組むことなどを確認した。
終了後の会見で、フランスのファビウス外相は「戦いは長期的になるが、決意は固い」と強調している。