南シナ海 自衛隊とフィリピン軍が共同訓練
中国と東南アジアの周辺国が領有権を主張し対立が続く南シナ海で、12日、日本の自衛隊とフィリピン軍が共同で訓練を行った。
この共同訓練は、今年1月に行われた日本とフィリピンの防衛相会談を受けて行われるもので、フィリピン海軍によると、12日はフィリピン海軍のヘリコプターが海上自衛隊の護衛艦に着艦するなどの訓練が行われた。
南シナ海の南沙諸島では、中国が埋め立て工事を急ピッチで進めている。中国と領有権を争うフィリピンとしては共同訓練を行うことで諸外国との協力関係を示し、実効支配を拡大する中国をけん制する狙いがあるものとみられる。
今回の訓練について中国外務省は12日の会見で、「平和と安全に影響することはしないよう望む」としている。