×

米国務次官補、日露関係進展への動きにクギ

2015年5月22日 18:28

 アメリカのラッセル国務次官補は21日、日本の対ロシア外交について、ウクライナ情勢を念頭に、「日本がロシアとの通常の外交関係を模索しない原則に従うと確信している」と述べ、日露関係の進展に向けた動きにクギをさした。

 ラッセル次官補は会見で、アメリカはロシアがウクライナ情勢の改善を図らない限り、通常の外交関係をとらないとの認識を示した上で、「日本政府も現在の状況をふまえ、(ロシアとの)通常の関係を模索しないという原則に従うと私は確信している」と述べた。

 日本政府はプーチン大統領の年内の訪日に向けて準備を進めているが、ラッセル次官補は日本がアメリカなどと同様に、ロシアとの通常の外交関係を発展させないよう、クギをさしたかたち。