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水原被告が2か月ぶりに公の場に 今後は… 大谷翔平は「睡眠が足りてない日が続いた」と明かす

2024年5月16日 5:55
水原被告が2か月ぶりに公の場に 今後は… 大谷翔平は「睡眠が足りてない日が続いた」と明かす

日本時間15日未明、大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告が罪状認否で出廷し、違法賭博事件の発覚後、約2か月ぶりに公の場に姿を見せました。一方の大谷選手はこの日の試合後、記者の取材に「最初の方はいろいろあったので、睡眠が足りていない日が続いていた」などと語りました。

日本時間15日未明、カメラの前に止まった1台の車から降りてきたのは、水原一平被告です。

NNNロサンゼルス 宮島弘樹記者
「大谷選手へ一言ありますか。コメントをお願いします」

大谷翔平選手の元専属通訳による“違法賭博”を巡る詐欺事件が発覚してから約2か月。初めて、公の場に姿を見せました。

NNNロサンゼルス 宮島弘樹記者
「水原さん一言お願いします」

現れた場所はアメリカ・ロサンゼルスの裁判所。起訴された罪について、罪状認否が行われるため出廷しました。

NNNロサンゼルス 宮島弘樹記者
「裁判に向けて一言お願いします」

水原被告
「…」

裁判所の中に入るまでの約5分間、「無言」を貫きました。

取材陣の中には「一平、本を書きませんか? みんな、あなたが何を考え、何が起きたのか知りたいです」と声をかける人もいました。

黒のジャケットに白いシャツ姿で出廷した水原被告。靴や、ジャケットを脱ぎ、ベルトを外して検査を通過すると、法廷へと向かっていきました。

違法な賭博の借金返済のために、大谷選手の口座から無断で1700万ドル、日本円で約26億4000万円あまりを不正に送金した罪などで起訴されている水原被告。法廷で何を語るのか注目されていましたが、裁判所は「安全上の理由」として、報道陣が法廷で傍聴することを認めない異例の対応をとりました。

50人近くの報道陣が署名を集め抗議しましたが、決定は覆らず、報道陣は別室で音声のみで傍聴することに。

“異例の対応”の中、始まった裁判。

判事
「あなたは起訴状を読んで理解していますか」

水原一平被告
「Yes, ma'am(はい)」

判事
「憲法上の権利である大陪審による起訴の審理を放棄することで良いですか」

水原一平被告
「Yes, ma'am(はい)」

水原被告はいくつかの質問にイエスと答えた後、最後に判事から答弁を求められると…

水原一平被告
「Not guilty(無罪です)」

無罪を主張しました。